この度、ホームページをリニューアルしました。
そこで、「浦上コラム」を始めることにしました。
「コラム・古陶磁」や「コラム・北斎」では、個々の美術品の説明やご紹介をしていこうと思っていますが、ここではもう少しくだけた、肩のはらないお話をしていこうと考えていますので、よろしくおつき合いください。
私は今月で満58歳になりましたが、どなたもそうでしょうが自分の年齢はいつも初体験なので実感がわきません。客観的に見るといい歳になっちゃった、という感じですが、自分の中ではまだまだこれからというノーテンキな気分が支配的です。困ったものかもしれません。ひとつには自分が古美術の世界に身をおいていることもあるのでしょう。なにせ扱うものは何百年から何千年も前のものだったりしますから、それに比べれば何十年なんて一瞬のような感じもします。ただ優れた古美術品は全然年をとりません。いつまでもオーラというか魅力を放ちつづけても平気で若いままなのです。そういった古美術の魅力の一端でもお伝えできたらと思います。