あと1ヶ月ほどでアートフェア東京

前回のコラムでご紹介した『芸術新潮』2月号大特集「春画ワールドカップ--浮世絵vs世界のエロス」は大好評だったようです。担当編集者によれば過去一年間の『芸術新潮』ではだんとつトップの売り上げで、アマゾンでも全雑誌中で上位にランクされたそうです。春画に対する関心がだんだん深まっているんだなぁと感じます。もちろん全ての美術品がそうであるように、春画にもピンからキリまであり、上質のものを鑑賞の対象に選ぶことが肝要です。ドイツ在住の日本人女性アーティストからは「日本の春画には右に出るものがない、と満足して拝見致しました。同時に巧みな絵師たちにライバル意識を燃やしています。」というコメントが届きました。

あと1ヶ月ほどでアートフェア東京が開催されます。昨年は大震災の影響で7月末の開催になりましたが、今年は例年通り3月末に行われます。今回は規模を拡大し、東京国際フォーラム展示ホール全面を使用するそうです。
プレイベントとして去る1月27日から2月19日までの3週間『アートフェア東京×ジャパン・レストラン・ウィーク』が催され、浦上蒼穹堂も原宿のRestaurant-Iに於いて、食とエコに関係する中国古陶磁を10点ほど展示しました(写真)。その間、食事を楽しみながらアート談義を楽しむ会などがあり、参加者にも好評でした。

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3月30日(29日は招待日)から4月1日の本番では、古代中国陶瓷や俑(土偶)などを中心に、造形を楽しんでいただける展示を心がけたいと思います。ぜひご来場ください。