コラム記事一覧

  • 7ヶ月のご無沙汰でした

    2017年もすでに6月中旬となり、1年の折り返しに近づいています。本当に早い!ですね。
    現在ロンドンの大英博物館で「Hokusai: beyond the Great Wave」(5月25日〜8月13日)が開催中です。先日オープニングに行かれた方にお聞きしましたら大へんな盛況で、時間制前売り券はすでに完売だそうです。この展覧会は「北斎ー富士を超えてー」(10月6日〜11月19日)というタイトルで、あべのハルカス美術館へ巡回し日本でも見ることができます。東京では国立西洋美術館で「北斎とジャポニスム」展が10月21日〜2018年1月28日の期間で開催されます。イタリアのローマでも10月12日から3ヶ月間、MUSEO DELL'ARA PACISで「北斎と英泉」展が開催。昨年秋オープンしたすみだ北斎美術館でも6月27日〜8月20日まで「北斎×富士〜冨嶽三十六景 富嶽百景 揃いぶみ〜」展が開催されます。以上5つの展覧会に浦上蒼穹堂も出品協力をしています。相変わらずの北斎フィーバー!とどまるところを知らずという感じです。本日もこれから日本経済新聞社本社ビルで「浮世絵師 葛飾北斎の魅力」という演題で講演いたします。この日経カルチャーセミナーは本日、6月22日、29日と3週連続(各回100分)で、私がいたします。
    それから、今晩6月15日(木)23:56〜24:55TBSテレビ「クレイジージャーニー」で私と北斎漫画が登場します。松本人志さん、設楽統さん、小池栄子さんと先日スタジオで収録をしてきましたが、一体どのような番組になるのか見当も付かずやや不安ですが、よろしければご覧ください。

    IMG_20170615_0001_NEW.jpg

  • 臨時休業のお知らせ

    誠に勝手ながら3月18日(土)は、
    「アートフェア東京」に出展中のため、休業とさせていただきます。
    会場(東京国際フォーラム)におります。
    どうぞよろしくお願いいたします。

  • 年末年始の営業について

    誠に勝手ながら、12月29日(木)より1月5日(木)まで年末年始の休業とさせていただきます。
    1月6日(金)より平常通り営業いたしますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。

    We will be closed from 29th December to 5th January for New Year's holiday.
    From 6th January, we open Monday through Saturday, 10am to 6pm as usual.


    年末.gif

  • 11ヶ月ぶりの近況報告

    前回のコラム更新から11ヶ月ほど経ちました。「11ヶ月ぶりの近況報告」という間抜けなタイトルを付けました。まずは本当の近況から申し上げると、本日、すみだ北斎美術館がオープンしました!私は昨日のレセプション内覧会にお邪魔したのですが、なんと28年間の紆余曲折を経ての開館で関係者の方々はさぞ感無量だったと思います。北斎ゆかりの地に妹島和世さん設計の斬新な美術館ができました。開館特別記念展「北斎の帰還 幻の絵巻と名品コレクション」を皆さまもぜひご覧ください。明日11月23日22時〜NHKで「ロスト北斎」が放映されます。関東大震災で焼失した「須佐之男命厄神退治之図」(扁額)を復元する話です。浦上蒼穹堂も「北斎漫画」「富嶽百景」「椿説弓張月」などの撮影に協力しました。NHKはこの他にも年明け早々「ザ・プロファイラー」で浦上所蔵の「北斎漫画」(初編〜15編)が登場します。MCの岡田准一さんは本物の「北斎漫画」を手にして大へん感激されていました。1月8日の日曜美術館にはやはり浦上所蔵の「富嶽百景」が約20点紹介されます。今週土曜日11月26日22:15〜「美の巨人たち」(テレビ東京)のタイトルはズバリ「北斎漫画」です。私も出演いたしますが、何より所蔵する「北斎漫画」1500冊が一堂に紹介されるのが見ものです。雑誌も「東京人」'北斎を歩く'特集で私が「北斎漫画」について語っています。「美術手帖」(12月号増刊)'葛飾北斎'、「芸術新潮」12月号大特集'北斎'は表紙の「踊独稽古」から付録の「萬福和合神」までご協力しました。「和樂」12・1月号'スゴいぞ!北斎'や同じく小学館の'100%Hokusai!'、「週刊現代」が巻頭約10ページで北斎特集(12月前半の週)など取材が目白押しでした。
    「すみだ北斎美術館」開館を軸として北斎フィーバーが巻き起こっているようです。

    今年1月からこれまでの活動の一部を以下に箇条書きします。
    1月2日 MXTV「北斎」出演
    1月9日 日本橋三越ショートレクチャー
    1月11日 広島県立美術館 講演「世界を驚かせた北斎」ー 聴衆250名!
    1月15日 「目の眼」久石譲の「美の仕事」ー骨董の音色をもとめて対談ー4月号掲載
    2月3日 渋谷トリガー 20:00〜トークショー
    2月5日 京都 細見美術館「春画展」オープニングレセプション、記者会見
    2月19日 酒食の会 18:30
    2月29日 京都文化塾(京都新聞)15:00〜講演「春画及び春画展日本開催の経緯」
    3月5日 寺田倉庫 15:00〜トークショー 宮津大輔氏と対談
    3月14日〜22日 ニューヨーク出張(オークション、アートフェア、Jasper Johns訪問)
    3月23日 TBS「世界を変えたダメ偉人」収録ー4月6日放映
    3月25日 大英博物館 撮影、インタビュー
    3月30日 イベント「春画と桜」花見の会
    4月14日〜16日 東京アートアンティーク(3日間で365人が来店)
    5月11日〜14日 アートフェア東京(5万6千人が来場)
    6月12日 第10回国際浮世絵学会賞 受賞講演「北斎漫画47年/春画18年」法政大学
    7月8日 慶応義塾大学 アートマネジメント講義
    7月27日 日本経済新聞社取材
    7月29日 資生堂本社にて講演
    8月27日 水野美術館 講演「世界を驚かせた北斎」
    9月9日 山口県立萩美術館・浦上記念館 開館20周年記念展オープニングに参加
    9月11日〜11月6日 茅ヶ崎市美術館「北斎漫画」展
    9月15日〜10月23日 根津美術館「中国陶磁勉強会」展に中国古陶磁17点出品
    9月24日 造本装幀コンクールで春画展図録が「東京都知事賞」受賞(東京ビッグサイト) 
    10月5日 ゴッホ美術館一行来店(館長及びテオのひ孫2名含む)
    10月8日 東京美術倶楽部公開美術講座 福岡伸一「科学と芸術のあいだ」
    10月10日 茅ヶ崎市美術館 講演「世界が驚いた北斎漫画」
    10月14日〜16日 第20回東美特別展 中国の青磁「越州窯と耀州窯を中心に」


  • 箔屋町ビル改修工事と夏期休業のお知らせ /Summer Schedule

    この5月、30周年を迎えた箔屋町ビルは、夏期休業期間を利用し、老朽化に伴う改修工事を行うこととなりました。例年より長い夏期休業となりますが、どうぞよろしくお願い申しあげます。

    夏期休業:8月8日(月)〜21日(日) 
    8月22日(月)より平常通り営業いたします。

    We will be closed from 8th to 21st August for summer holiday and renovation of Hakuya-cho building. From 22nd August, we will open Monday through Saturday, 10 am to 6pm.


    bon.gif

  • 永青文庫「春画展」大好評のうち閉幕!

    メリークリスマス!
    ご無沙汰致しておりますが、皆さまお元気でお過ごしですか?!
    早速ご報告ですが、昨夕、永青文庫「春画展」が大好評のうち閉幕致しました。
    3ヶ月間の入場者数がなんと210,220人に達しました。まさに奇跡的数字といえます。
    昨夜は午後8時に閉場して、9時に関係者、スタッフで乾杯をして春画展成功を祝いました。展覧会が始まる前からのいろいろな困難や不安を考えると本当に感無量です。
    春画に対する偏見や自主規制、そして警告などいろいろありましたが、「表現の自由を勝ち取った!」と声高に叫ぶつもりはありません。これだけ多くの人々が会場に詰めかけ、熱心に楽しそうに展示を見ていただいたことが何より全てを物語っていると思います。
    来場者に若い女性が多いのに驚かれた向きもありましたが、統計を取ってみると老若男女それぞれ実に良いバランスでした。江戸時代もこんな風だったのかもしれません。
    本当にいろいろな方のお力添えで実現した展覧会と認識しています。ここにあらためて御礼を申し上げます。それから、やはり時代の変化もあると思います。「風穴」は少し開いたかもしれませんが、ここで気をゆるめることなく、2月6日からの京都細見美術館での巡回展に向けて関係者一同頑張るつもりです。どうぞ皆さまも引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

  • 年末年始の営業について

    誠に勝手ながら、12月29日(火)より1月5日(火)まで年末年始の休業とさせていただきます。
    1月6日(水)より平常通り営業いたしますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。

    We will be closed from 29th December to 5th January for New Year's holiday.
    From 6th January, we open Monday through Saturday, 10am to 6pm as usual.


    年末.gif

  • 長らくご無沙汰しておりました

    たしか前回のコラムが啓蟄の頃でしたから、5ヶ月ぶりの更新になります。超多忙説、ものぐさ説、中には死亡説まで流れましたが、どっこいまだ生きております。
    明日8月12日(水)より日本橋三越本店で「北斎漫画フェア」のようなことが全館で始まります。今日の新聞の折り込み広告にも入っていましたが、かなり大きな催しになりそうです。三越のショーウィンドウはすでに北斎漫画グッズで埋まっています。当然私も全面協力をしております。8月15日の14時からは本館1階中央ホールでトークショウもいたします。会期は17日(月)までの6日間ですが、このお盆休みの期間が一年中で一番来客数が多いそうで、なんと33万人の人出があるそうです。この催しを企画した三越の方は「売り場面積を狭くしてでも文化や美術を世界に発信したい」という見上げた心がけの持ち主で、私も動かされました。それと美術館での展覧会と違って不特定多数の方々が北斎漫画(もちろん実物も展示)を見ること(たとえ数パーセントの人が興味を持っても)はとても意義あることと考えました。お暑い中ですが、ご興味のある方はぜひ日本橋三越本店へお出かけください。

    mitsukoshi2015_2.jpgmitsukoshi_3.jpg 

    http://openers.jp/article/1315473


    いよいよ日本初の本格的春画展が目白の永青文庫で開催されます(9月19日〜12月23日)。去る5月21日、細川護煕氏はじめ関係者による記者発表が外国特派員協会で行われました。なんと150人の報道関係者が集まり「春画展」への関心の高さを肌で感じました。その後もテレビ、ラジオ、新聞、雑誌などで取り上げられ前評判は上々です。
    後援はブリティッシュ・カウンシル、朝日新聞社、産経新聞社です。大英博物館で開催された「Shunga: Sex and Pleasure in Japanese Art」(2013年10月3日〜2014年1月5日)の巡回展的要素を持っており、学術的にも美術的にも質の高い展示になりそうです。
    私も実行委員会のメンバーとして日々奔走しておりますが、とても順調に準備が進んでいるように見えますが、実際は「初めての試み」であること、「春画への根強い偏見」などがありなかなか大へんです。しかし関係者一同「風穴を開ける」気持ちで奮闘しています。やはり本物の春画を見ていただくのが、一番よいことだと思っています。大英博物館のTimothy Clark氏は「春画の優れた作品は、世界文化遺産にすべきだ」とまで言っています。皆さまもぜひ永青文庫に足をお運びくださり、ご自分の目で春画の素晴らしさを発見していただければと願っております。
    *残念なことにこの展覧会に今日までまだスポンサーがついておりません。昨日からクラウドファンディングも始めましたので、ご協力くだされば大へん有り難く存じます。

    http://shunga.thebase.in/blog/2015/08/05/000000


    shunga_1.jpgshunga_2.jpg

  • 啓蟄

    な、なんと!冬眠から目を覚ますと世の中はもう3月、明日6日は冬籠りの虫が這い出てくるといわれる「啓蟄」なんですね。や〜驚いた。
    と、とぼけたオヤジの妄言、ジョークは聞き流していただくとして、実際明日3月6日は私の誕生日です。ですから初めの言葉もまんざらでっち上げでもありません。ただずっと寝てたわけではなく、年初(もう今年も2ヶ月以上経ったんですね)もそれなりに動いておりました。1月は大きな交換会もいくつかありましたし、香港にも行きました。香港は春節前でいわゆる年末の慌ただしさを感じましたが、ホテル代やレストランなどかなり値上がりした気がしました。それもそのはずで円安で、なんでも5割高い感じがしました。市場には本当にモノがなく、以前頻繁に行っていた頃と比べると隔世の感があります。香港のディーラーやコレクターも「中国本土の人は皆日本に買いに行っているでしょう」と言っていました。それでも旧交をあたためたり、これからの国際的な古美術市場の展開などについて情報を交換してきました。実際2月18日からの春節本番の時期には大勢の中国人が来日していろいろ買いまくったようですね。ただ私どもにも来る専門の美術関係者は2月下旬から3月上旬にかけての方が大勢来ています。2月はまた白金のサロンで「お茶会とインド仏教美術について」の会に呼んでいただいたり、東大の板倉聖哲氏(東京美術倶楽部公開美術講座)や佐藤康宏先生の「若冲」についての講演、また6回目になる春画展示研究会(東大文化資源学会)のシンポジウムに参加したりして勉強になりました。主宰されている東大教授の木下先生、いつもありがとうございます。肝心の「春画展」日本開催に向けても、着々と準備を進めております。詳細についてはもう少しお待ちください。

    AFT201502.jpg3月20日〜22日までアートフェア東京2015が開催されます。浦上蒼穹堂の今年の展示は、展覧会情報にも載せた前漢時代の黒陶蛋形壺はじめ古代中国古陶瓷を特集するつもりです。なかでも新石器時代の把手壺を11点揃えましたので、ぜひご覧ください。恒例の北斎版画についても「釈迦御一代記」をメインに「北斎漫画」や「富嶽百景」と少し違う北斎ワールドを展開しようと考えています。会期中にぜひお越しください。ブースN35でお待ちしております。

  • 今年最後のブログです

    今年2014年も残すところあと2日となりました。このブログ更新をもちまして本年の仕事納めとさせていただきます。さすが年の瀬、ここ数日はめっきり冷え込みが厳しくなってきましたね。
    今月の出来事を順を追って簡単にご報告します。
    12月1日(月)、浮世絵ナイトレクチャー(第1回)は、国際浮世絵学会理事長・大和文華館館長の浅野秀剛氏をお迎えし「忠臣蔵の浮世絵」というテーマでお話をいただきました。さすが'忠臣蔵'のエキスパートだけあって興味深いお話をたくさん伺うことができました。その後参加者の人たちと本物の浮世絵版画(忠臣蔵を描いた)を十数点、実際手に取って触ったり、透かして見たりしました。皆さん興味津々のご様子でした。最後の立食パーティは参加者30名がそれぞれ講師の先生方に質問をしたり、和気藹々の和やかな会となりました。次回は4月を予定しております。ご興味のある方はぜひご参加ください。
    12月4日(木)、東京スカイツリーSky Restaurant 634で「酒食の会」がありました。今回は諏訪の宮坂醸造の宮坂直孝さんとご子息の勝彦さんが、銘酒「真澄」を各種お持ちくださいました。すごく美味しかったです。宮坂さん父子はとっても気さくで感じの良い方で、私が長年お付き合いしている出羽桜の仲野益美さんとも昵懇の間柄で、改めて世の中は狭いと思いました。このSky Restaurant 634での「酒食の会」は今年2月獺祭、5月Perrier-Jouetのシャンパン、6月新政、9月黒龍、そして今回の真澄と5回開催されましたが、私も毎回ほろ酔い美術講義をさせていただきましたが、とても楽しかったです。宮下大輔さん、島田律子さんいつも楽しい企画ありがとうございました。料理長の牧村さんもいつも美味しい料理ごちそうさまでした。
    12月6日(土)7日(日)、東洋陶磁学会第42回大会が日比谷図書文化館で開催されました。今回のテーマは「'陶磁の道'研究半世紀の歩みと展望」で、故三上次男先生が提唱された「陶磁の道」に関する研究発表が各分野の専門家から行われました。私は生前三上先生にはとてもよくしていただきましたので、大へん懐かしい気持ちになりました。少し驚いたことは、私より若い研究者の方々のほとんどが三上先生ご本人に直接会ったことがないという事実を知ったことでした。それだけ自分も歳を取ったのかなと感慨深いものがありました。
    12月11日(木)、前回のブログでちょっとお話した築地の料亭「新喜楽」で春画の講演をしました。11時から約1時間パワーポイントを使って講義、その後別室で初期から後期までの春画の肉筆、版画、版本の名品を陳列、解説しました。20名を越す参加者の皆さまの反応も素晴らしく、大へん盛り上がった会になりました。「新喜楽」のご主人蒲田さんもいろいろ便宜をはかってくださり、15時半のお開きまで私も含め皆さん大へん気持ち良く過ごすことができました。日経カルチャーの大塚さんはじめスタッフの方々もお疲れ様でした。
    12月18日(木)、東京芸術学舎で「日本人の好きなものは全部浮世絵に描いてある」というリレー講義(全5回)の最終回で市川猿之助さんの講義がありました。私も講師席で拝聴していたのですが、途中から司会の鈴木芳雄さんが講師陣にいろいろふってこられて、公開対談のようになりました。猿之助さんは浮世絵版画のコレクターでも有名ですが、なんと今はやきものにはまっているということで私との話に夢中になられ、インターバルの間も講演終了後も「古美術ややきものの話をもっと浦上さんとしたい」ということで随分熱っぽく2人で語り合いました。猿之助さんは自分が良いと思ったものに素直に直感的に反応される方だと感じました。そういう人は良いものを手に入れる可能性が大です。「お店にも伺ってもよいですか?」と言われたので「もちろん、お待ちしております」とお答えしました。期待を裏切らないようなものをお見せしなければと思います。
    12月20日(土)、待望の「春画展」日本開催実行委員会の初会合が開催され、21名の実行委員の方々が参集されました。各分野の錚々たる方々が、春画展日本開催に向けて力強いメッセージを述べられました。詳細は来年2月以降、記者発表のタイミングに合わせて皆さまにもお知らせ致しますので、しばらくお待ちください。
    どうぞ皆さま、よいお年をお迎えください!  来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

    5IMG_5379.jpg