コラム記事一覧

  • 2024年、年末のご挨拶

    本日2024年12月27日(金)で、浦上蒼穹堂は本年の仕事納めとさせていただきます。
    本年も大へんお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

    2024年を展覧会を中心にざっと振り返ってみようと思います。

    2月4日 「北斎漫画で笑おう」前橋市市民会館ホール
    落語家の三遊亭竜楽氏と共演

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    2月14日 河合正朝先生、安村敏信先生、有賀祥隆先生、名児耶明先生来店、研究会 
    2月18日 河出書房より浦上敏朗著「執念と欲望と。或る美術蒐集家の追憶」発刊 序文「復刊によせて」を執筆(1996年平凡社より発行された「或る美術コレクターの生活」の復刊)
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    2月22日〜3月3日 CURATION FAIR Exhibition / 3月9日〜11日 CURATION FAIR
    千代田区九段にある登録有形文化財の九段ハウス(旧山口萬吉邸)で新しいフェアが開催されました。ここでは春画を展示いたしました。
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    2月29日〜4月14日 「PLAY w/ HOKUSAI」 展 art cruise gallery by Baycrew's 
    虎ノ門ヒルズステーションタワーにオープンしたギャラリー「art cruise gallery by Baycrew's」での第一回の展覧会として「北斎漫画」展が開催されました。
    このギャラリーのクリエイティブディレクターを務めるおおうちおさむさんと対談をしましたのでよろしければご覧ください。https://select-by.baycrews.co.jp/975
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    3月8日〜10日 アートフェア東京  
    今回は漢灰陶猪舎と家族、北魏牛車、新石器時代紅山文化壺などを展示、大へん好評でした。
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    4月6日〜5月26日 長崎歴史博物館 「浦上コレクション北斎漫画」展
    4月6日開会式、テープカット、講演
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    4月9日〜6月9日大倉集古館「浮世絵の別嬪さん 歌麿、北斎が描いた春画とともに」展に作品を貸出
    4月25日〜27日 東京アートアンティーク
    北斉加彩武人俑、唐三彩大馬、美人俑など土偶(俑)に焦点を当てた展示をしました。
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    4月30日 平野龍一著「舞台裏の辰星たち」(目の眼)単行本発行。(26人の古美術商の最終回)
    5月28日 小布施北斎館にて日本テレビ「SHOWチャンネル大人の社会科見学スペシャル」収録(OA6月22日) 櫻井翔氏、羽鳥慎一氏、吉村崇氏に北斎について解説
    6月28日 河野元昭先生、田中優子先生来店、研究会
    8月20日 九州国立博物館にて作品評価
    9月26日 麻布十番「可不可サロン」にて講演
    10月12日〜14日 東美特別展 
    中国・北斉時代〜北宋時代の白磁を45点展示、北斉から隋、初唐の作品は大人気でした。「宋磁の双璧」ともいえる定窯白磁弦文三足香炉と青白磁百合口瓶を並べて展示しました。
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    10月24日 ヨーロッパ出張(2週間)
    11月1日〜11月26日 MOA美術館「光琳 国宝「紅白梅図屏風」×重文「風神雷神図屏風」」展に作品を貸出
    11月29日 鎌倉・佐助文庫内覧会(川瀬忍氏、長野烈氏、中澤富士雄氏)、会食
    12月1日 「北斎たんけん隊2024 in 湘南国際村」湘南国際村センターにて講演
    12月1日 「長谷部楽爾先生を偲ぶ会」六本木国際文化会館
    12月5日 北海道ニセコ訪問。片山ニセコ町長、ルピシア水口会長と懇談
    12月19日 東京国立博物館にて作品評価


    皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください!

  • 2023年、年末のご挨拶

    本日2023年12月28日(木)で、浦上蒼穹堂は本年の仕事納めとさせていただきます。
    本年も大へんお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
    恒例により、私どもの一年の出来事をざっと振り返ってみたいと思います。

    1月4日 「目の眼」1月号特集「うさぎの文様」に浦上蒼穹堂「36年ぶりのラビットフェア」(6ページ)掲載
    1月5日 「陶説」創刊70周年記念「鑑賞陶磁の70年」に「中国古陶磁優品小展の熱気」と「安宅・出光・松岡、三氏のコレクション」を寄稿
    1月8日 東京美術倶楽部新年会
    1月13日 日本浮世絵商協同組合新春大会
    1月21日 大磯・川瀬忍家訪問、中澤富士雄氏らと会食
    1月24日 映画「春画先生」初号(試写会)
    1月30日 中国国家博物館の依頼により浮世絵鑑定(日本中国文化交流協会/浅野氏、内藤氏、日野原氏と)
    1月30日 国際浮世絵学会常任理事会
    1月31日 東京美術商協同組合「新春成行大会」
    2月6日 パレスホテルにて南尚氏受勲パーティ/隈研吾氏
    2月10日 広尾「ひらまつ」にて淺木氏、小佐野氏と会食
    2月22日 アートフェア東京2023コミッティミーティング
    2月28日 山種美術館集荷(北斎作品貸出)特別展世界遺産登録10周年記念 富士と桜―北斎の富士から土牛の桜まで― 3月11日〜5月14日
    3月9日〜12日 アートフェア東京2023開催「紀元前中国陶瓷」ブースNo. N070
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    3月14日 バーゼルFoundation Beyeler館長Sam Keller氏来店
    3月17日 大英博物館Dr. Capucine Korenberg来店
    3月20日 フレーベル館より「日本人なら知っておきたい北斎漫画の世界1」発行 監修 浦上満
    3月21日 New York Christie'sにて李朝白磁大壺456万ドルで落札、葛飾北斎「神奈川沖浪裏」276万ドルで落札
    3月30日 ドキュメンタリー映画「春の画 SHUNGA」初号(試写会)
    3月31日 モナコ・フランシス・ベーコン美術館Ms. Vanessa TUBINO来店
    4月9日 原美術館ARCにて講演「国宝青磁下蕪花瓶を間近に見て」
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    4月14日 アートフェア東京2024コミッティミーティング
    4月15日 イスラエルHAIFA MUSEUM ティコティン日本美術館Dr. ETTY GLASS GISSIS
    4月17日〜20日 3年半ぶりに香港出張
    4月22日 刈谷市歴史博物館「浦上コレクション北斎漫画」展開会式及び講演会(会期4月22日〜6月4日 開館以来最高の入場者数を記録)
    4月24日 国際浮世絵学会常任理事会(10年間務めた総務委員長を退任)
    4月27日〜29日 東京アートアンティーク開催 「戦国時代の陶瓷」
    5月12日 江戸東京博物館春木晶子学芸員夫妻他10名来店 「春画鑑賞会」
    5月22日 フレーベル館より「日本人なら知っておきたい北斎漫画の世界2、3」二巻発行 監修 浦上満
    6月10日 浦上蒼穹堂にて原美術館ARC青野館長と賛助会員(12名)鑑賞会
    6月15日 「目の眼」7月号特集「白磁の源泉」で浦上蒼穹堂6ページ(北斉、隋、唐、五代、北宋の作品)掲載
    6月18日 東京美術倶楽部交換大会/李朝辰砂壺
    6月24日 国際浮世絵学会春季大会 於:日比谷図書文化館
    7月8日 秋田県立美術館移転開館10周年記念展「浦上コレクション北斎漫画」展開会式及び講演会(7月8日〜9月10日 入場者数15,000人) 
    7月12日 新中国大使 呉江浩氏 歓迎会 於:日本外国特派員協会FCC
    7月19日 小野寺五典氏、伊勢正三氏他2名来店「北斎作品鑑賞・勉強会」
    7月29日 長野県立美術館「葛飾北斎」展見学、安村敏信氏講演
    8月16日 「目の眼」9月号「舞台裏の辰星たち」に浦上満(前編)
    9月15日 「目の眼」10月号「舞台裏の辰星たち」に浦上満(中編)
    9月20日 井上雄彦夫妻他来店 北斎漫画など作品鑑賞、研究(4時間半)
    9月22日 永瀬正敏氏、長澤まさみ氏、高橋海人氏他来店 北斎作品鑑賞、研究(2時間半)
    9月26日 フランスの国立美術館、Musée du Quai Branly7名来店 作品鑑賞
    9月27日 銀座CHANELネクサスホールにてリシャール・コラス氏送別会
    9月30日 岡田美術館10周年特別企画「小林忠館長VS河野元昭氏」対談
    10月13日〜15日 東美アートフェア「李朝の陶磁」ブース4-40
    10月13日 映画「春画先生」劇場公開 全国ロードショー
    10月14日 「目の眼」11月号「舞台裏の辰星たち」に浦上満(後編)
    10月20日 「銀座の小さな春画展」内覧会 於:ギャラリーアートハウス
    10月21日〜12月17日「銀座の小さな春画展」開催 監修浦上満
    10月27日 「教育者北斎」シンポジウム 於:京都フランス総領事館にて講演
    11月1日 読売新聞朝刊文化欄「春画」の魅力 映画と企画展で発信
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    11月12日 「春画と小唄の会」 於:浅草はんなりサロン
    11月12日 アートフェア東京2024コミッティミーティング(紛糾)
    11月22日 国立近代美術館特別鑑賞会
    11月24日 ドキュメンタリー映画「春の画 SHUNGA」劇場公開ロードショー
    11月25日 国際浮世絵学会秋季大会 於:神奈川大学みなとみらいキャンパス
    11月26日 北斎DX CONFERENCE 2023 於:湘南国際村にて講演
    11月29日 アートフェア東京2024コミッティミーティング(於:小山登美夫ギャラリー)
    12月1日 東京国立博物館にて寄贈文化財の価格評価(28件)
    12月6日 シャネルピグマリオングランドフィナーレ2023
    12月17日 銀座春画展終了(入場者数9,000名/若い女性と外国人が多数来場)フィナーレギャラリートーク

    皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください!

  • 「眼の眼」11月号 舞台裏の辰星たち

    少し前になりますが、「目の眼」11月号が発売されました。9月号、10月号に引き続き「舞台裏の辰星たち」に浦上が出ています。後編である今回は私が45歳の時から11年間ニューヨークのアートフェアに出展したことや、18歳の頃から蒐め続けている「北斎漫画」について、そして10年前の大英博物館、8年前の永青文庫に於ける「春画展」開催の経緯などを語っています。ご興味のある方はご笑覧ください。なお45回連載された「舞台裏の辰星たち」はこれをもって最終回ということです。聞き手の平野龍一さん、長い間ご苦労様でした。
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  • 「眼の眼」10月号 舞台裏の辰星たち

    「目の眼」10月号が発売されました。9月号に引き続き「舞台裏の辰星たち」で浦上満が出ています。今回は独立の際に作家の立原正秋先生から「蒼穹堂」をつけていただいた経緯や、次々と企画開催した展示会、そして1994年の東京国立博物館特別展「中国の陶磁」に全343点中42点出品したことなどを語っています。また父・浦上敏朗が郷里山口県萩にコレクションを全部寄贈した話もありますのでご興味のある方はご笑覧ください。今回が中編で11月号の後編で最後になります。 menome202310_1.jpg menome202310_2.jpeg menome202310_3.jpg
  • 「眼の眼」9月号 舞台裏の辰星たち

    現在発売中の古美術月刊誌『目の眼』の連載「舞台裏の辰星たち」に浦上満が出ています。聞き手の平野龍一さんから、かなり前に取材申込があったのですが、その時は「10年先にまだ古美術商をやっていたらお願いします」とお断りした経緯があります。ところが「本年末で連載が終わるので最後に「とり」として出てほしい」と再度お話があり、お引き受けすることにしました。その前編が今回で、10月号に中編、11月号に後編と3回続くそうです。ご笑覧くだされば幸甚です。
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  • 「目の眼」7月号特集「白磁の源泉」

    現在発売中の古美術月刊誌「目の眼」7月号の特集は「白磁の源泉」中国陶磁にみる白のルーツです。浦上蒼穹堂からも北斉から宋、明宣徳までの16作品が6ページにわたり掲載されています。

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  • 「蒐集家浦上敏朗の眼」展に寄せて

    9月10日から11月13日まで、山口県立萩美術館・浦上記念館で「蒐集家浦上敏朗の眼」(浮世絵・やきもの名品展)という展覧会が開催中です。私も9月9日の開会式に出席しました。10月1日には「プロの眼から見た浦上コレクション」という記念講演会があり、私が講師をつとめます。

    季刊HAGI萩105号に、「浦上コレクションについて」という寄稿文が載りました。ここに転載いたしますのでご笑覧ください。


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    「蒐集家 浦上敏朗の眼  浮世絵・やきもの名品展」
    2022年9月10日(土)〜11月13日(日)
    山口県立萩美術館・浦上記念館

    https://www.hum.pref.yamaguchi.lg.jp/exhibition/special.html#49181

  • 7ヶ月のご無沙汰でした

    2017年もすでに6月中旬となり、1年の折り返しに近づいています。本当に早い!ですね。
    現在ロンドンの大英博物館で「Hokusai: beyond the Great Wave」(5月25日〜8月13日)が開催中です。先日オープニングに行かれた方にお聞きしましたら大へんな盛況で、時間制前売り券はすでに完売だそうです。この展覧会は「北斎ー富士を超えてー」(10月6日〜11月19日)というタイトルで、あべのハルカス美術館へ巡回し日本でも見ることができます。東京では国立西洋美術館で「北斎とジャポニスム」展が10月21日〜2018年1月28日の期間で開催されます。イタリアのローマでも10月12日から3ヶ月間、MUSEO DELL'ARA PACISで「北斎と英泉」展が開催。昨年秋オープンしたすみだ北斎美術館でも6月27日〜8月20日まで「北斎×富士〜冨嶽三十六景 富嶽百景 揃いぶみ〜」展が開催されます。以上5つの展覧会に浦上蒼穹堂も出品協力をしています。相変わらずの北斎フィーバー!とどまるところを知らずという感じです。本日もこれから日本経済新聞社本社ビルで「浮世絵師 葛飾北斎の魅力」という演題で講演いたします。この日経カルチャーセミナーは本日、6月22日、29日と3週連続(各回100分)で、私がいたします。
    それから、今晩6月15日(木)23:56〜24:55TBSテレビ「クレイジージャーニー」で私と北斎漫画が登場します。松本人志さん、設楽統さん、小池栄子さんと先日スタジオで収録をしてきましたが、一体どのような番組になるのか見当も付かずやや不安ですが、よろしければご覧ください。

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  • 永青文庫「春画展」大好評のうち閉幕!

    メリークリスマス!
    ご無沙汰致しておりますが、皆さまお元気でお過ごしですか?!
    早速ご報告ですが、昨夕、永青文庫「春画展」が大好評のうち閉幕致しました。
    3ヶ月間の入場者数がなんと210,220人に達しました。まさに奇跡的数字といえます。
    昨夜は午後8時に閉場して、9時に関係者、スタッフで乾杯をして春画展成功を祝いました。展覧会が始まる前からのいろいろな困難や不安を考えると本当に感無量です。
    春画に対する偏見や自主規制、そして警告などいろいろありましたが、「表現の自由を勝ち取った!」と声高に叫ぶつもりはありません。これだけ多くの人々が会場に詰めかけ、熱心に楽しそうに展示を見ていただいたことが何より全てを物語っていると思います。
    来場者に若い女性が多いのに驚かれた向きもありましたが、統計を取ってみると老若男女それぞれ実に良いバランスでした。江戸時代もこんな風だったのかもしれません。
    本当にいろいろな方のお力添えで実現した展覧会と認識しています。ここにあらためて御礼を申し上げます。それから、やはり時代の変化もあると思います。「風穴」は少し開いたかもしれませんが、ここで気をゆるめることなく、2月6日からの京都細見美術館での巡回展に向けて関係者一同頑張るつもりです。どうぞ皆さまも引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

  • 長らくご無沙汰しておりました

    たしか前回のコラムが啓蟄の頃でしたから、5ヶ月ぶりの更新になります。超多忙説、ものぐさ説、中には死亡説まで流れましたが、どっこいまだ生きております。
    明日8月12日(水)より日本橋三越本店で「北斎漫画フェア」のようなことが全館で始まります。今日の新聞の折り込み広告にも入っていましたが、かなり大きな催しになりそうです。三越のショーウィンドウはすでに北斎漫画グッズで埋まっています。当然私も全面協力をしております。8月15日の14時からは本館1階中央ホールでトークショウもいたします。会期は17日(月)までの6日間ですが、このお盆休みの期間が一年中で一番来客数が多いそうで、なんと33万人の人出があるそうです。この催しを企画した三越の方は「売り場面積を狭くしてでも文化や美術を世界に発信したい」という見上げた心がけの持ち主で、私も動かされました。それと美術館での展覧会と違って不特定多数の方々が北斎漫画(もちろん実物も展示)を見ること(たとえ数パーセントの人が興味を持っても)はとても意義あることと考えました。お暑い中ですが、ご興味のある方はぜひ日本橋三越本店へお出かけください。

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    http://openers.jp/article/1315473


    いよいよ日本初の本格的春画展が目白の永青文庫で開催されます(9月19日〜12月23日)。去る5月21日、細川護煕氏はじめ関係者による記者発表が外国特派員協会で行われました。なんと150人の報道関係者が集まり「春画展」への関心の高さを肌で感じました。その後もテレビ、ラジオ、新聞、雑誌などで取り上げられ前評判は上々です。
    後援はブリティッシュ・カウンシル、朝日新聞社、産経新聞社です。大英博物館で開催された「Shunga: Sex and Pleasure in Japanese Art」(2013年10月3日〜2014年1月5日)の巡回展的要素を持っており、学術的にも美術的にも質の高い展示になりそうです。
    私も実行委員会のメンバーとして日々奔走しておりますが、とても順調に準備が進んでいるように見えますが、実際は「初めての試み」であること、「春画への根強い偏見」などがありなかなか大へんです。しかし関係者一同「風穴を開ける」気持ちで奮闘しています。やはり本物の春画を見ていただくのが、一番よいことだと思っています。大英博物館のTimothy Clark氏は「春画の優れた作品は、世界文化遺産にすべきだ」とまで言っています。皆さまもぜひ永青文庫に足をお運びくださり、ご自分の目で春画の素晴らしさを発見していただければと願っております。
    *残念なことにこの展覧会に今日までまだスポンサーがついておりません。昨日からクラウドファンディングも始めましたので、ご協力くだされば大へん有り難く存じます。

    http://shunga.thebase.in/blog/2015/08/05/000000


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