コラム記事一覧

  • 臨時休業のお知らせ

    誠に勝手ながら、10月26日(土)、11月2日(土)は、臨時休業とさせていただきます。
    どうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 「眼の眼」11月号 舞台裏の辰星たち

    少し前になりますが、「目の眼」11月号が発売されました。9月号、10月号に引き続き「舞台裏の辰星たち」に浦上が出ています。後編である今回は私が45歳の時から11年間ニューヨークのアートフェアに出展したことや、18歳の頃から蒐め続けている「北斎漫画」について、そして10年前の大英博物館、8年前の永青文庫に於ける「春画展」開催の経緯などを語っています。ご興味のある方はご笑覧ください。なお45回連載された「舞台裏の辰星たち」はこれをもって最終回ということです。聞き手の平野龍一さん、長い間ご苦労様でした。
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  • 「眼の眼」10月号 舞台裏の辰星たち

    「目の眼」10月号が発売されました。9月号に引き続き「舞台裏の辰星たち」で浦上満が出ています。今回は独立の際に作家の立原正秋先生から「蒼穹堂」をつけていただいた経緯や、次々と企画開催した展示会、そして1994年の東京国立博物館特別展「中国の陶磁」に全343点中42点出品したことなどを語っています。また父・浦上敏朗が郷里山口県萩にコレクションを全部寄贈した話もありますのでご興味のある方はご笑覧ください。今回が中編で11月号の後編で最後になります。 menome202310_1.jpg menome202310_2.jpeg menome202310_3.jpg
  • 「眼の眼」9月号 舞台裏の辰星たち

    現在発売中の古美術月刊誌『目の眼』の連載「舞台裏の辰星たち」に浦上満が出ています。聞き手の平野龍一さんから、かなり前に取材申込があったのですが、その時は「10年先にまだ古美術商をやっていたらお願いします」とお断りした経緯があります。ところが「本年末で連載が終わるので最後に「とり」として出てほしい」と再度お話があり、お引き受けすることにしました。その前編が今回で、10月号に中編、11月号に後編と3回続くそうです。ご笑覧くだされば幸甚です。
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  • 「目の眼」7月号特集「白磁の源泉」

    現在発売中の古美術月刊誌「目の眼」7月号の特集は「白磁の源泉」中国陶磁にみる白のルーツです。浦上蒼穹堂からも北斉から宋、明宣徳までの16作品が6ページにわたり掲載されています。

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  • 「蒐集家浦上敏朗の眼」展に寄せて

    9月10日から11月13日まで、山口県立萩美術館・浦上記念館で「蒐集家浦上敏朗の眼」(浮世絵・やきもの名品展)という展覧会が開催中です。私も9月9日の開会式に出席しました。10月1日には「プロの眼から見た浦上コレクション」という記念講演会があり、私が講師をつとめます。

    季刊HAGI萩105号に、「浦上コレクションについて」という寄稿文が載りました。ここに転載いたしますのでご笑覧ください。


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    「蒐集家 浦上敏朗の眼  浮世絵・やきもの名品展」
    2022年9月10日(土)〜11月13日(日)
    山口県立萩美術館・浦上記念館

    https://www.hum.pref.yamaguchi.lg.jp/exhibition/special.html#49181

  • 7ヶ月のご無沙汰でした

    2017年もすでに6月中旬となり、1年の折り返しに近づいています。本当に早い!ですね。
    現在ロンドンの大英博物館で「Hokusai: beyond the Great Wave」(5月25日〜8月13日)が開催中です。先日オープニングに行かれた方にお聞きしましたら大へんな盛況で、時間制前売り券はすでに完売だそうです。この展覧会は「北斎ー富士を超えてー」(10月6日〜11月19日)というタイトルで、あべのハルカス美術館へ巡回し日本でも見ることができます。東京では国立西洋美術館で「北斎とジャポニスム」展が10月21日〜2018年1月28日の期間で開催されます。イタリアのローマでも10月12日から3ヶ月間、MUSEO DELL'ARA PACISで「北斎と英泉」展が開催。昨年秋オープンしたすみだ北斎美術館でも6月27日〜8月20日まで「北斎×富士〜冨嶽三十六景 富嶽百景 揃いぶみ〜」展が開催されます。以上5つの展覧会に浦上蒼穹堂も出品協力をしています。相変わらずの北斎フィーバー!とどまるところを知らずという感じです。本日もこれから日本経済新聞社本社ビルで「浮世絵師 葛飾北斎の魅力」という演題で講演いたします。この日経カルチャーセミナーは本日、6月22日、29日と3週連続(各回100分)で、私がいたします。
    それから、今晩6月15日(木)23:56〜24:55TBSテレビ「クレイジージャーニー」で私と北斎漫画が登場します。松本人志さん、設楽統さん、小池栄子さんと先日スタジオで収録をしてきましたが、一体どのような番組になるのか見当も付かずやや不安ですが、よろしければご覧ください。

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  • 11ヶ月ぶりの近況報告

    前回のコラム更新から11ヶ月ほど経ちました。「11ヶ月ぶりの近況報告」という間抜けなタイトルを付けました。まずは本当の近況から申し上げると、本日、すみだ北斎美術館がオープンしました!私は昨日のレセプション内覧会にお邪魔したのですが、なんと28年間の紆余曲折を経ての開館で関係者の方々はさぞ感無量だったと思います。北斎ゆかりの地に妹島和世さん設計の斬新な美術館ができました。開館特別記念展「北斎の帰還 幻の絵巻と名品コレクション」を皆さまもぜひご覧ください。明日11月23日22時〜NHKで「ロスト北斎」が放映されます。関東大震災で焼失した「須佐之男命厄神退治之図」(扁額)を復元する話です。浦上蒼穹堂も「北斎漫画」「富嶽百景」「椿説弓張月」などの撮影に協力しました。NHKはこの他にも年明け早々「ザ・プロファイラー」で浦上所蔵の「北斎漫画」(初編〜15編)が登場します。MCの岡田准一さんは本物の「北斎漫画」を手にして大へん感激されていました。1月8日の日曜美術館にはやはり浦上所蔵の「富嶽百景」が約20点紹介されます。今週土曜日11月26日22:15〜「美の巨人たち」(テレビ東京)のタイトルはズバリ「北斎漫画」です。私も出演いたしますが、何より所蔵する「北斎漫画」1500冊が一堂に紹介されるのが見ものです。雑誌も「東京人」'北斎を歩く'特集で私が「北斎漫画」について語っています。「美術手帖」(12月号増刊)'葛飾北斎'、「芸術新潮」12月号大特集'北斎'は表紙の「踊独稽古」から付録の「萬福和合神」までご協力しました。「和樂」12・1月号'スゴいぞ!北斎'や同じく小学館の'100%Hokusai!'、「週刊現代」が巻頭約10ページで北斎特集(12月前半の週)など取材が目白押しでした。
    「すみだ北斎美術館」開館を軸として北斎フィーバーが巻き起こっているようです。

    今年1月からこれまでの活動の一部を以下に箇条書きします。
    1月2日 MXTV「北斎」出演
    1月9日 日本橋三越ショートレクチャー
    1月11日 広島県立美術館 講演「世界を驚かせた北斎」ー 聴衆250名!
    1月15日 「目の眼」久石譲の「美の仕事」ー骨董の音色をもとめて対談ー4月号掲載
    2月3日 渋谷トリガー 20:00〜トークショー
    2月5日 京都 細見美術館「春画展」オープニングレセプション、記者会見
    2月19日 酒食の会 18:30
    2月29日 京都文化塾(京都新聞)15:00〜講演「春画及び春画展日本開催の経緯」
    3月5日 寺田倉庫 15:00〜トークショー 宮津大輔氏と対談
    3月14日〜22日 ニューヨーク出張(オークション、アートフェア、Jasper Johns訪問)
    3月23日 TBS「世界を変えたダメ偉人」収録ー4月6日放映
    3月25日 大英博物館 撮影、インタビュー
    3月30日 イベント「春画と桜」花見の会
    4月14日〜16日 東京アートアンティーク(3日間で365人が来店)
    5月11日〜14日 アートフェア東京(5万6千人が来場)
    6月12日 第10回国際浮世絵学会賞 受賞講演「北斎漫画47年/春画18年」法政大学
    7月8日 慶応義塾大学 アートマネジメント講義
    7月27日 日本経済新聞社取材
    7月29日 資生堂本社にて講演
    8月27日 水野美術館 講演「世界を驚かせた北斎」
    9月9日 山口県立萩美術館・浦上記念館 開館20周年記念展オープニングに参加
    9月11日〜11月6日 茅ヶ崎市美術館「北斎漫画」展
    9月15日〜10月23日 根津美術館「中国陶磁勉強会」展に中国古陶磁17点出品
    9月24日 造本装幀コンクールで春画展図録が「東京都知事賞」受賞(東京ビッグサイト) 
    10月5日 ゴッホ美術館一行来店(館長及びテオのひ孫2名含む)
    10月8日 東京美術倶楽部公開美術講座 福岡伸一「科学と芸術のあいだ」
    10月10日 茅ヶ崎市美術館 講演「世界が驚いた北斎漫画」
    10月14日〜16日 第20回東美特別展 中国の青磁「越州窯と耀州窯を中心に」


  • 永青文庫「春画展」大好評のうち閉幕!

    メリークリスマス!
    ご無沙汰致しておりますが、皆さまお元気でお過ごしですか?!
    早速ご報告ですが、昨夕、永青文庫「春画展」が大好評のうち閉幕致しました。
    3ヶ月間の入場者数がなんと210,220人に達しました。まさに奇跡的数字といえます。
    昨夜は午後8時に閉場して、9時に関係者、スタッフで乾杯をして春画展成功を祝いました。展覧会が始まる前からのいろいろな困難や不安を考えると本当に感無量です。
    春画に対する偏見や自主規制、そして警告などいろいろありましたが、「表現の自由を勝ち取った!」と声高に叫ぶつもりはありません。これだけ多くの人々が会場に詰めかけ、熱心に楽しそうに展示を見ていただいたことが何より全てを物語っていると思います。
    来場者に若い女性が多いのに驚かれた向きもありましたが、統計を取ってみると老若男女それぞれ実に良いバランスでした。江戸時代もこんな風だったのかもしれません。
    本当にいろいろな方のお力添えで実現した展覧会と認識しています。ここにあらためて御礼を申し上げます。それから、やはり時代の変化もあると思います。「風穴」は少し開いたかもしれませんが、ここで気をゆるめることなく、2月6日からの京都細見美術館での巡回展に向けて関係者一同頑張るつもりです。どうぞ皆さまも引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

  • 長らくご無沙汰しておりました

    たしか前回のコラムが啓蟄の頃でしたから、5ヶ月ぶりの更新になります。超多忙説、ものぐさ説、中には死亡説まで流れましたが、どっこいまだ生きております。
    明日8月12日(水)より日本橋三越本店で「北斎漫画フェア」のようなことが全館で始まります。今日の新聞の折り込み広告にも入っていましたが、かなり大きな催しになりそうです。三越のショーウィンドウはすでに北斎漫画グッズで埋まっています。当然私も全面協力をしております。8月15日の14時からは本館1階中央ホールでトークショウもいたします。会期は17日(月)までの6日間ですが、このお盆休みの期間が一年中で一番来客数が多いそうで、なんと33万人の人出があるそうです。この催しを企画した三越の方は「売り場面積を狭くしてでも文化や美術を世界に発信したい」という見上げた心がけの持ち主で、私も動かされました。それと美術館での展覧会と違って不特定多数の方々が北斎漫画(もちろん実物も展示)を見ること(たとえ数パーセントの人が興味を持っても)はとても意義あることと考えました。お暑い中ですが、ご興味のある方はぜひ日本橋三越本店へお出かけください。

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    http://openers.jp/article/1315473


    いよいよ日本初の本格的春画展が目白の永青文庫で開催されます(9月19日〜12月23日)。去る5月21日、細川護煕氏はじめ関係者による記者発表が外国特派員協会で行われました。なんと150人の報道関係者が集まり「春画展」への関心の高さを肌で感じました。その後もテレビ、ラジオ、新聞、雑誌などで取り上げられ前評判は上々です。
    後援はブリティッシュ・カウンシル、朝日新聞社、産経新聞社です。大英博物館で開催された「Shunga: Sex and Pleasure in Japanese Art」(2013年10月3日〜2014年1月5日)の巡回展的要素を持っており、学術的にも美術的にも質の高い展示になりそうです。
    私も実行委員会のメンバーとして日々奔走しておりますが、とても順調に準備が進んでいるように見えますが、実際は「初めての試み」であること、「春画への根強い偏見」などがありなかなか大へんです。しかし関係者一同「風穴を開ける」気持ちで奮闘しています。やはり本物の春画を見ていただくのが、一番よいことだと思っています。大英博物館のTimothy Clark氏は「春画の優れた作品は、世界文化遺産にすべきだ」とまで言っています。皆さまもぜひ永青文庫に足をお運びくださり、ご自分の目で春画の素晴らしさを発見していただければと願っております。
    *残念なことにこの展覧会に今日までまだスポンサーがついておりません。昨日からクラウドファンディングも始めましたので、ご協力くだされば大へん有り難く存じます。

    http://shunga.thebase.in/blog/2015/08/05/000000


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