北斎漫画 × 浦上満

店主、浦上満のもうひとつの顔、「北斎漫画」コレクター。

浦上蒼穹堂代表である浦上満は学生時代より「北斎漫画」の魅力にとりつかれ、以来50年以上にわたり1500冊を越す「北斎漫画」を蒐集し、専門家のあいだでは現在、質・量ともに世界一のコレクションといわれています。1987年以来、全国の公立美術館などを中心に40会場以上で「北斎漫画」展を催し、様々なメディアにも取り上げられてきました。2005年にはそのコレクションの中から初摺、かつコンディションの良いものを選りすぐり、全15編、900ページを原寸カラーで再現した「初摺 北斎漫画 全」が小学館より刊行されました。2010年〜2011年には青幻舎より「北斎漫画」1、2、3巻が出版され大増刷されています(現在19刷)。2016年、「北斎漫画」の真価を伝え啓蒙に尽力した功績で第10回国際浮世絵学会賞を受賞。著書として2017年「北斎漫画入門」(文春新書)が出版されました。

Mitsuru Uragami has been collecting “Hokusai Manga” for 50 years since he was attracted to its charm in his school days, and it now counts 1500 volumes. Among the authorities, he is said to be the best collector of “Hokusai Manga”in the world. He has held the “Hokusai Manga” exhibition at more than 40 public museums in Japan and the “Hokusai Manga” from Uragami collection was covered by the media extensively in newspapers, art magazines, and TV programs.
In 2005, the best conditioned works from the Uragami collection have selected to be published by Shogakukan as “The Complete Hokusai Manga Sketchbooks.”
In 2017 “Hokusai Manga Nyumon” published by Bungeishunju Ltd., Japan.
In 2018 “HOKUSAI MANGA” Vol. 1-3 published by Thames & Hydson Ltd. London.
He received the 10th International Ukiyo-e Society Award in 2016.

北斎漫画に関するお問い合わせ

知っていますか?「北斎漫画」の事。

江戸時代後期の画家、葛飾北斎(1760~1849)は、自ら”画狂人”と称するほど終生描くことに情熱を燃やし、九十年に及ぶ人生を画業一筋に歩んだことはよく知られています。このような北斎の尽きることのない探求心が盛り込まれているのが「北斎漫画」全十五編であり、不朽の名作「冨嶽三十六景」と並んで彼の代表作とされています。

Katsushika Hokusai(1760-1849)was very important Ukiyo-e artist and is recognized as the most famous Japanese artist in the world, now. “Hokusai Manga” is his masterpiece, along with “Thirty-six Views of Mount Fuji”. In “Hokusai Manga”, he depicts ordinary people’s lives, animals, plants, landscapes and supernatural, even demon and monsters, as if it were visual encyclopedia, which amount to 15 volumes.

北斎漫画のお問い合わせは浦上蒼穹堂へ。

このページに掲載している作品は「浦上蒼穹堂」店主である浦上満所蔵のオリジナル作品をデジタル化して作成しています。「北斎漫画」に関する画像使用などのお問い合わせは、浦上蒼穹堂までご連絡ください。

This site presents the excellent quality “Hokusai Manga”, selected from Mitsuru Uragami’s collection of 1500 original illustrated books, which he has been collecting for over 50 years. Images stocked at our gallery are lent for academic or commercial use by color duplicates, digital data or printing papers. For further information, please contact us.

北斎に関する著作

  • 「北斎漫画」一巻 岩崎美術社 1986年
    「北斎漫画」一巻 岩崎美術社 1986年
  • 「北斎漫画」二巻 岩崎美術社 1986年
    「北斎漫画」二巻 岩崎美術社 1986年
  • 「北斎漫画」三巻 岩崎美術社 1986年
    「北斎漫画」三巻 岩崎美術社 1986年
  • 「北斎 漫画と春画」新潮社 1989年
    「北斎 漫画と春画」新潮社 1989年
  • 「北斎漫画」展 EUROPALIA JAPAN
    「北斎漫画」展 EUROPALIA JAPAN
    1989年
  • 北斎漫画(全)
    「北斎漫画(全)」
    小学館 2005年
  • 「HOKUSAI MANGA」 PIE BOOKS 2011年
    「HOKUSAI MANGA」 PIE BOOKS 2011年
  • 「北斎漫画」1,2,3巻 青幻舎  2010年
    「北斎漫画」1,2,3巻
    青幻舎 2010年
  • 北斎漫画入門
    「北斎漫画入門」 文春新書 2017年

浦上蒼穹堂は北斎漫画の展覧会を企画・主催・協力してきたほか、国内外の北斎展への出品をはじめ、教科書、学術書からテレビ、雑誌まで多くのメディアに北斎漫画の画像や資料を提供しております。

提供・出演例

  • 大辞林(三省堂)
  • 日本経済新聞 美術特集
  • 「週刊朝日」(朝日新聞社)
  • 「家庭画報」・「家庭画報International」(世界文化社)
  • 「和楽」・「サライ」・「週刊 日本の美をめぐる」(小学館)
  • 「文藝春秋」(文芸春秋社)
  • 「芸術新潮」(新潮社)
  • NHK BS ハイビジョンスペシャル「画狂老人北斎」
  • NHK「夢の美術館」
  • NHK総合「江戸の頭脳に挑戦!」
  • NHK「日曜美術館・北斎十選」
  • NHK BSプレミアム「在外秘宝-北斎漂流」
  • NHKEテレ「日曜美術館・世界を驚かせた北斎漫画」
  • BS日テレ「コージ魂」(加藤浩次氏と対談)
  • テレビ東京「美の巨人たち 葛飾北斎・北斎漫画」
  • TBSテレビ「クレイジージャーニー 北斎漫画を48年間で1500冊収集する男」

展覧会

  • ベルギー ブリュッセル EUROPALIA JAPAN
  • イタリア ミラノ PALAZZO REALE 'Hokusai. The Old man mad about painting'
  • 名古屋市博物館 “北斎”展
  • 東京国立博物館 “北斎”展
  • 江戸東京博物館 “北斎 -ヨーロッパを魅了した江戸の絵師”展
  • 大英博物館“HOKUSAI”展
  • 国立西洋美術館“北斎とジャポニスム”展

など多数。

喜多川歌麿「歌まくら」天明8年(1788)
喜多川歌麿「歌まくら」天明8年(1788)

浦上満のもうひとつの顔パートⅡ「春画」。

「北斎漫画」は10代後半から蒐集を始めましたが、「春画」は40代後半から興味を持ちます。2013年秋から3ヶ月間ロンドンの大英博物館で開催された「春画展」には出品者としてだけでなくスポンサーにもなりました。2015年秋から3ヶ月間、東京永青文庫で開催された日本初の本格的「春画展」では中心的役割を果たしました。この展覧会は21万人の入場者があり大成功となりました。2019年3月には銀座のシャネル・ネクサスホールで「ピエール セルネ&春画」展を開催、話題を呼びました。

Mitsuru Uragami started collecting "Hokusai Manga" in his late teens, but he became interested in "Shunga" in his late 40s. He was not only as an exhibitor but also a sponsor of the exhibition "Shunga: sex and pleasure in Japanese art" held at the British Museum in London for three months since autumn 2013. He played a central role in Japan's first full-scale "Shunga" exhibition held at Eisei Bunko museum in Tokyo for three months from autumn 2015. The exhibition was a great success with 210,000 visitors. In March 2019, he planned and cooperated with the exhibition "Pierre Sernet & SHUNGA" at CHANEL NEXUS HALL in Ginza, which attracted much attention.